藤原 浜雄
Hamao Fujiwara
3歳より母にヴァイオリンの手ほどきを受ける。その後、桐朋学園大学にて鷲見三郎、江藤俊哉、海野義雄、齋藤秀雄の諸氏に、ジュリアード音楽院にてJ・フックス氏に師事。内外数多くの著名なコンクールにおいて輝かしい入賞歴を持つ。留学以来20年以上にわたりアメリカ合衆国に居を構え、ソロ・室内楽その他多方面において活躍。中でも、1971年昭和天皇・皇后両陛下ご訪欧の際のベルギー政府主催歓迎演奏会での御前演奏、1972年米国ロチェスター・フィル定期演奏会における20世紀屈指の名手、ナタン・ミルシュタインの代役としてのオーケストラ・デビュー等は特筆に価する。1992年11月、読売日本交響楽団の首席ソロ・コンサートマスターに就任すべく日本に帰国。それまでのジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院、ミシガン大学音楽学部教授などの経験を活かし、桐朋学園大学院大学教授、東京音楽大学客員教授として後進の指導にもあたっている。