福田 進一
Shinichi Fukuda
1955年大阪生まれ。1981年パリ国際ギターコンクールでグランプリ優勝。
以後約40年に亘り、ソロ・リサイタル、主要オーケストラとの協演、超一流ソリストとの共演を続け、ボーダーレスな音楽への姿勢は世界中のファンを魅了している。
2017年からウィーン・フィル元コンサートマスター ライナー・キュッヒル氏との演奏活動を開始。2018年4月には全米6都市でのソロ・コンサートツアー、各地の音楽大学でのマスタークラスで好評を博した。2019年3月にはモスクワ・チャイコフスキーホールで、国立スヴェトラーノフ交響楽団と武満徹<虹に向かってパルマ>をロシア初演。9月には作曲家L.ブローウェルと共に台北国際ギターフェスティバルに参加、その直後、スイス・ジュネーヴ音楽院にてリサイタルとマスタークラスに招かれた。大阪音楽大学、広島エリザベト音楽大学、昭和音楽大学、上海音楽院(中国)、アリカンテ大学(スペイン)各音大のギター科客員教授。東京、アレッサンドリア、ハインスベルグ、コブレンツ、全米ギター協会など、主要国際ギターコンクールの審査員を歴任。
2019年11月公開の映画「マチネの終わりに」(監督:西谷弘、主演:福山雅治、原作:平野啓一郎)では、クラシックギター監修を務めている。インターネットラジオOTTAVAにて2020年9月から2021年5月にわたって放送されたクラシックギター専門番組「6弦上のアリア」でパーソナリティを務めた。また、ネット配信動画プログラム「福田進一 ザ・ギターレッスン」を開講、好評を得ている。ディスコグラフィーは既に100タイトルを超える。2020年10月にはフルートの工藤重典氏とのアルバム「音の旅~夜明けのセレナーデ」(マイスターミュージック)を、11月には荘村清志、福田進一、鈴木大介、大萩康司のギタリスト4名によるデュオ曲集「DUO2」(日本コロムビア)をリリースした。最新作は2021年7月にリリースの「バロック・クロニクルズⅡ~異邦人~」(マイスターミュージック)。さらに、過去の秘蔵音源によるCDも発売が予定されている。
平成19年度「外務大臣表彰」受賞。平成23年度芸術選奨「文部科学大臣賞」受賞。