福原 寿美枝
Sumie Fukuhara
京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。卒業時に音楽学部賞受賞。1998年度友愛ドイツリートコンクール第2位受賞。2000年度日本音楽コンクール入選。
数多くのオペラに出演しているが、2008年新国立劇場『ナクソス島のアリアドネ』作曲家、2011年東京文化会館50周年記念オペラ『古事記』イザナミ、2012年愛知県文化振興事業団創立20周年記念オペラ『ランメルモールのルチア』アリーサ、2014年ひろしまルネッサンス公演『カルメン』タイトルロールでの出演は、卓越した歌唱力と観る者を魅了する舞台姿で好評を博している。
またNHK交響楽団定期演奏会モーツァルト「レクイエム」をはじめ、バッハ「マタイ受難曲」、ヘンデル「メサイア」などの教会音楽の分野でも活躍を続けている。2012年ヘルムート・ヴィンシャーマン指揮/大阪フィルハーモニー交響楽団 第459回定期演奏会「ヨハネ受難曲」アルトソロでは心に響く名演として高い評価を得た。
そのほか、マーラー交響曲第2番『復活』や「リュッケルトの5つの歌曲」、プロコフィエフ「アレキサンダー・ネフスキー」、ブラームス「アルト・ラプソディ」等の曲でオーケストラとの共演など幅広い演奏活動を行なっている。
広い音域と豊かな声量、そして説得力のある歌唱で、今最も活躍しているメゾ・ソプラノである。平成25年度神戸市文化奨励賞受賞。関西二期会員。京都市立芸術大学、同志社女子大学、大阪芸術大学で後進の指導にあたっている。