成田 達輝
Tatsuki Narita
1992年生まれ。札幌で3歳よりヴァイオリンを始める。2010年ロームミュージックファンデーション奨学生に選ばれる。ロン=ティボー国際コンクール(2010)エリザベート王妃国際音楽コンクール(2012)、仙台国際音楽コンクール(2013)でそれぞれ第2位受賞。これまでに、ペトル・アルトリヒテル、オーギュスタン・デュメイ、ピエタリ・インキネンなど著名指揮者および国内外のオーマストラと多数共演している。現代の作曲家とのコラボレーションも積極的に行っており、特に酒井健治とは関係が深く、ヴァイオリンとピアノのためのCHASMを委嘱したほか、サントリー芸術財団サマーフェスティバルで成田が演奏した酒井健治作曲のヴァイオリン協奏曲“G線上で”は芥川作曲賞を受賞した。2017年11月には一柳慧作曲のヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲を世界初演(チェロ:堤剛)。これまでに、澤田まさ子、市川映子、藤原浜雄、ジャン=ジャック・カントロフ、スヴェトリン・ルセフ、フローリン・シゲティ、田中綾子の各氏に師事。リリースしたCDは「成田達輝デビュー!サン=サーンス、フランク、フォーレ、パガニーニ」(ピアノ:テオ・フシュヌレ)。海外での演奏活動も積極的に行っており、2018年8月と2019年2月には韓国平昌で行われた音楽祭に参加し、ソン・ヨルム、スヴェトリン・ルセフらと共演。2018年にはミンスクで行われたユーリ・バシュメット音楽祭にも参加している。使用楽器は、アントニオ・ストラディヴァリ黄金期の”Tartini” 1711年製。(宗次コレクションより貸与)。