横山 幸雄
Yukio Yokoyama
1990年ショパン国際ピアノ・コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞。文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞。ポーランド政府よりショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で 100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」を授与される。2010年、「ショパン・ピアノ独奏曲 全166曲コンサート」を行い、ギネス世界記録に認定され、翌年「212曲」を演奏して記録を更新した。
2015年、ラヴェル生誕140年を記念し、パリでラヴェルの全ピアノ独奏曲演奏会を開催。2018年にはトランス・シベリア音楽祭ではムストネン指揮ノヴォシビルスク交響楽団との共演、ライプツィヒにてゲヴァントハウス弦楽四重奏団の定期公演、パデレフスキ協会の招きによりポーランド国内でのリサイタル、10月には上海フィル定期公演への登場、2019年3月にはルイージ指揮デンマーク国立交響楽団との共演など海外での活躍も多い。
リリースされた CDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」(全12タイトル/キングレコード)他、アールアンフィニ・レーベルより多数リリースし、レコード芸術誌では連続して特選盤となっている。また、最新CDは「横山幸雄/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番/他」(共演:下野竜也指揮/新日本フィル)、「横山幸雄/ドビュッシー:前奏曲第1集・第2集(全24曲)」「パデレフスキ名曲集」など。
2020年ベートーヴェン生誕 250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」の開催や「4大ピアノ協奏曲」の一挙演奏といった意欲的な取り組みは注目を集め、高い評価を確立している。2019年5月3日~5日には東京オペラシティコンサートホールにて、横山幸雄「入魂のショパン10周年」を記念し、ショパンが生涯で作曲した240曲の作品(独奏曲、協奏曲、声楽曲、室内楽曲)をすべて演奏するという前人未踏のプロジェクトを開催。
東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。
エリザベト音楽大学客員教授、名古屋芸術大学特別客員教授、パデレフスキ協会会長。