田中 祐子
Yuko Tanaka
平成30年度(第29回)五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。受賞に伴い2019年3月末より1年間の海外研修。フランスのボルドー、リヨンを経て、パリにおいてエコールノルマル音楽院のオーケストラ指揮科・高等ディプロム課程でドミニク・ルイス、ジュリアン・マスモンデ氏に師事。2020年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。パリにて更なる研鑽と演奏活動を継続する。
東京藝術大学大学院指揮科修士課程首席修了。指揮を尾高忠明、広上淳一、高関健、汐澤安彦の各氏に師事。2012年より渡独し主にベルリンとミュンヘンにて研鑽を積む。東京国際コンクール「指揮」入選、ブザンソン国際指揮者コンクール、ショルティ国際指揮者コンクールのセミファイナリスト。
2013年クロアチア国立歌劇場リエカ管弦楽団に招かれ海外デビュー。これまでに、N響、読響、東響、東フィル、新日本フィル、日本フィル、神奈フィル、山響、仙台フィル、札響、名フィル、大フィル、京響、九響等、全国各地のオーケストラと共演を重ねる。
日生劇場、東京室内歌劇場、日本オペラ振興会等都内のオペラ団体にて副指揮、プロンプターとしてオペラ研鑽を積み、2015年藤原歌劇団公演ヴェルディ:「椿姫」でオペラデビュー、2017年日本オペラ協会公演 原嘉壽子「よさこい節」(於:新国立劇場)、2018年名古屋二期会公演 團伊玖磨「ちゃんちき」、2019年3月日本オペラ協会公演創立60周年記念公演 三木稔「静と義経」に登壇するなど、オペラ指揮者としても着実に実績を挙げている。
2015-16-17年シーズンNHK交響楽団首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ公式アシスタント。
その間、同団においてシャルル・デュトワ、クリストフ・エッシェンバッハ、マレク・ヤノフスキをはじめ数々の公演のアシスタントおよび合唱指揮を担当。チョン・ミョンフン指揮東京フィル公演の合唱指揮も担当した。
2018年4月−2020年8月、オーケストラ・アンサンブル金沢指揮者。
NHK-Eテレ「らららクラシック」やNHK-FM「名曲アルバム」、日テレ「読響シンフォニックライブ」、テレ朝「題名のない音楽会」等、メディア出演多数。