中鉢 聡
Satoshi Chubashi
東京藝術大学卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第11期生修了。平成5年度文化庁芸術家国内研修員。
藤原歌劇団にてオペラデビュー後、イタリアに留学。帰国後、文化庁青少年芸術劇場公演「愛の妙薬」ネモリーノ等の出演を経て、2003年藤原歌劇団／トゥールーズ・キャピトル歌劇場共同制作公演「ロメオとジュリエット」のロメオに抜擢され成功を収めた。以降、「ラ・トラヴィアータ」アルフレード、「トスカ」カヴァラドッシ等に出演。日本オペラ協会には、11年「高野聖」の上人でデビュー。翌年にも同役を務めて以降、13・16年「天守物語」姫川図書之助、14年「春琴抄」佐助、15年「袈裟と盛遠」渡辺ノ渡、18年「夕鶴」与ひょう、19年「静と義経」義経、21年「キジムナー時を翔ける」カルカリナに出演し、いずれも好評を博している。
新国立劇場には、97年「建・TAKERU」の両面少名でデビュー後、「こうもり」アルフレード、「ドン・カルロ」レルマ伯爵、「オテロ」ロデリーゴ、「アラベッラ」マッテオ等、多数に出演している。その他、びわ湖ホール「スティッフェリオ」タイトルロール、「アッティラ」ウルディーノに出演。また、「耳なし芳一」タイトルロール等のオペラのほか、「第九」「レクイエム」等のソロ、ＮＨＫニューイヤーオペラコンサート、国際サッカー試合での国家独唱、リサイタル、コンサートやテレビ番組への出演を含め、多方面で活躍を見せている。CD「プリモ・バーチョ」発売中。
藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。洗足学園音楽大学客員教授。秋田県出身。
