須藤 慎吾
Shingo Sudo
国立音楽大学卒業、同大学大学院修了。1999〜06年、渡伊。第21回ヴァルセズィア国際音楽コンクール入選。第10回オルヴィエート国際オペラコンクール第2位。第37回イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞受賞。第42回日伊声楽コンコルソ第1位、同時に歌曲賞受賞。伯田好史、故・田島好一、牧野正人、L.サッコマーニの各氏に師事。
国立音楽大学大学院オペラ「ドン・ジョヴァンニ」のタイトルロールでオペラデビュー後、渡伊。7年間の在伊中、ミラノを中心にイタリア各地の歌劇場で多数オペラに出演。藤原歌劇団には、「ラ・トラヴィアータ」ジェルモン、「ラ・ボエーム」マルチェッロ、「愛の妙薬」ベルコーレ、「ルチア」エンリーコ、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵、「トスカ」スカルピア、「ドン・パスクワーレ」マラテスタ、「カルメン」エスカミーリョ、「道化師」トニオ、「リゴレット」タイトルロールなどで常に好評を博している。22年には、「イル・トロヴァトーレ」のルーナ伯爵で出演を予定している。
近年では新国立劇場でも度々活躍しており、「蝶々夫人」シャープレス、「椿姫」ジェルモン、「ルチア」エンリーコなどのプリモ・バリトンに抜擢され頭角を現している他、日生劇場「トスカ」スカルピア、オペラ彩「ナブッコ」タイトルロールなどで活躍。17年には、まつもと市民オペラ「ちゃんちき」狐のおとっさまで出演、同公演は第16回佐川吉男音楽賞受賞。
また、NHKニューイヤーオペラコンサート他各種コンサートにも多数出演。ソニー・ミュージックよりオペラ・アリア集CD「アリエ」発売中。
藤原歌劇団団員。国立音楽大学非常勤講師。和歌山県出身。